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エンジニアリングとマネジメント

スクラムマスターの心構えを考える

スクラム習得の難しさを感じる今日この頃。
改めてスクラムマスター、スクラムというものをふりかえっていこうと思います。

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心の用意

捨てることから始めよう

スクラムマスターは最初に

  • 思い込み
  • 決めつけの思考性

を捨てろと言われます。

この思考がバグを生み、プロダクトはイノベイティブになりません。
スクラムマスターは誰よりも早く、一番先にこれらを見つける必要があります。

用意されたレールに乗ってしまうのは、スクラムマスターとして正しくないので、まずは捨てるところから始めましょう。

プロジェクトのゴールを考える

スクラムはプロジェクトの課題を発見するためのフレームワークと言われます。
では、プロジェクトのゴールとは。

それは、”要求を満たす”ということ。

バーガーをください、という小さなプロジェクトだとこういうことですね。

要件と要求は分断して考える必要があります。
要件をスクラムマスターが決めてはいけない。

スクラムマスターが決めることができるのは、ただ一つだけ。

自分の行動のみを決定できるのです。

スクラムマスターは人に対する

自己犠牲の永続性を持ち、常にフラットで中立的であり、一貫性をもっていることが大事です。自分の望まない答えも受け入れて、コントロールしたい欲求を抑えること。

決める権利と責任はチームにあります。

スクラムマスターがコントロールできるのは自分までです。自分が変わらないとチームも変わらないということ。

自分を変えて、みんなを変えていく、というのがスクラムマスターの役割になります。

スクラムチームに共通認識を作り出す

多様性だけがあっても何も産まれません。
共通認識、基準を作り出す必要があります。

では、共通認識をどう作っていくのでしょうか。

思考性、感情を多角的に考慮して育み、なぜこの人はこういう行動なのか、と相手の立場になって考えます。
その人を受け入れて導いていくというのが大事な要素となります。

そのために、スクラムマスターはたくさんの知見、深い知識を手に入れて視野を広げる必要があります。

世界中にあるあらゆるものを、多面的に使いこなしていくことが求められます。

  • ティーチング
  • コーチング
  • メンタリング
  • ファシリテーション
  • テクニカル
  • インフォメーション
  • etc...

World Enable

World Enable とは直訳すると「世界を可能に」という意味になります。
もうすこしわかりやすく言うと「世の中すべてを可能にする」ということです。

世界の全てを知るくらいに、広い視野を心がけましょうということですね。

スクラムマスターに求められるのは、世界中の情報を得て、リミットを外し、カオスを認知することです。

そして、カオスからどうやっていくのか、知識、知見、技能をどう組み合わせるのかが求められるのです。

World Enable

私の好きな言葉です。
頭文字を取って WE と言われます。

ふりかえり

記事を書いている自分も、全然できてないですね。。

チームを導いていくために、サーバントリーダーであり、リーダーであり、メンターであり、ファシリテーターであり、テックリードであり、、、
まるでスーパーマンのようですが、事実として求められるし必要なスキルだと感じます。

そのため、スクラムマスターをやりきるにはものすごいエネルギーが必要です。
現実は二つ帽子を被ってしまい徹底できなかったり、組織の問題が出てきたりなど、いろんなことが必ずおきます。

でも、そんな時思い出すべきは、
スクラムマスターが組織を変えなければならない
ということ。

必要な心構えでいちばん大事なのは、
習得の難しさを理解して、立ち向かい続けることなのではないかと思います。

みんなで良いスクラムを。