影響の輪という言葉はご存知だろうか?
7つの習慣にも出てきたこの言葉は、自分で変えられるものの範囲(輪)を言っている。
- 作者: スティーブン・R・コヴィー,フランクリン・コヴィー・ジャパン
- 出版社/メーカー: キングベアー出版
- 発売日: 2013/08/30
- メディア: ハードカバー
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例えば、天気、過去や他人など自分に変えることはできないものはこれに該当せず関心の輪と言われている。
自分で変えれるもの、例えば自分自信。そこに注力することで、自信が主体的になり影響の輪が広がるという考え方だ。
他人は変えれないけど、友人はどうか?
その友人を変えることができるなら、その友人はあなたの影響の輪の中いることになる。
影響の輪を増やす
本には輪を広げる話はあったが、影響の輪を増やすということを考えたことはあるだろうか。
どういうことか。
例えば、あなたがチームリーダーを務めていたとする。そのチームメンバーはあなたの影響の輪の中だろう。
人事異動があり別のチームでリーダーをやることになった場合、そのチームメンバーもゆくゆくはあなたの影響の輪の中だろう。
では、それを繰り返すとたくさんのところであなたの影響の輪が出来上がっていく。 今までと違う人たち、環境に接すると必ず新しく影響の輪が増えていく。
輪が増えることの意味
影響の輪が増えることで、自分で変えれるものが増えてくることなる。
そして、影響の輪は新たな影響の輪を生む可能性を秘めている。
影響の輪の中の人は、皆自分の影響の輪を持っている。あなたの行動や考え、発言など多かれ少なかれ他の影響の輪へと伝わっていくことになる。
あなた知らないところで輪が広がり、初めてあった人が、影響の輪の中にいることもある。
人は噂話が好きなのでこういった効果が発生するのだ。
誰が何を言うか
特別なことをするために
特別なことをするのではない、
特別なことをするために
普段どおりの当たり前のことをする。
イチロー選手の名言である。
世界に認められた彼が言うと、心に刺さる言葉だ。
では、ニートのおじさんが言ってたらどうか。
グダグタうるさい働けよと思うだろう。
私が美容師だった時代に、シャンプーなどの店舗販売をしてた時も同じ経験をした。
初来店でシャンプーをお勧めしてもなかなか買っていただけない。それは信頼をされてないからだった。しっかりと信頼関係ができていたら私の話を聞いて、買っていただけることが多かった。
影響の輪は全てを円滑にする
影響の輪の中にいない人に対して、難しいお願いをしても聞いてくれない。 それは相手が悪いのではなく、あなたが悪い。まずは信頼されることから始めるべきである。
影響の輪の中にいる人は、必ずあなたの話を聞いてくれるはずだ。
意識的に輪を増やしてく
影響の輪を広げるとともに意識的に増やしていくと、あなたは様々なところで信頼されていくことになる。
あなたが普段関わらないような人と話してみる。
普段行かない場所に行ってみる。
普段やらないようなことをやってみる。
思い切って異動をしてみる。
新しいプロジェクトに参入する。
なんでもいい、
新しく誰かと関われるその瞬間が輪を増やすチャンスなのだ。
もし、あなたが組織の中で何かしたいことがあるなら、
闇雲に声をあげないで、戦略的に人を辿って輪を広げていくと、必ずゴールに辿り着けるはずだ。
時間はかかるけど、その経過で増えた輪は貴重なものになると信じている。
おわり
私は今の会社で2年ほど意識的にこれを続けていた。
そして最近、私の目標だった組織作りというところに深く食い込む機会をいただけた。
それは思ってもない人から、思ってもないタイミングで始まった。どうやらその人は私の影響の輪の中にいて信頼関係ができていたんだと気付いた。
そんなことがあったので、改めて影響の輪を増やすことという記事にした。
何かを成し遂げたい人に参考になれば嬉しい。