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エンジニアリングとマネジメント

AWS/Kinesis + API Gateway + Lambda + DynamoDB を使ってみた

はじめに

サーバレスアーキテクチャだ!と興奮しながら Kinesis, API Gateway, Lamda,DynamoDB を使ったシステムを作ったお話。
細かい設定方法は要点毎にググった方が早いと思うので、Tipsを中心に。

本構成がだれかの役に立てば幸いです。

どんなシステムか

ざっくりと、下記のような感じ。

  1. デバイスからデータを登録したい
  2. 並列でデータを登録したい(将来的に1000req/sec くらい)
  3. 登録したデータをWEBAPIで取得したい
  4. サーバ費用はお安く

要するに、

大量のデータを同時に登録できて、ついでに取得できるAPIも作ってよ。
もひとつついでに、サーバを新しく立てたくないし、保守もしたくないよ。

ってこと。

こんな要件を依頼された方はこの記事が参考になるかもしれない。

どんな構成か

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データ登録は

Kinesis -> Lambda -> DynaoDB

  1. Kinesis Stream にデータ登録
  2. Lambda で Kinesis からデータ取得
  3. 取得データを Lambda から DyanamoDB へ登録

データ取得は

API Gateway <-> Lambda <-> DynamoDB

  1. API Gateway から Lambada を呼び出す
  2. Lambda から DynamoDB にアクセスしてデータ取得
  3. API Gateway でデータを返却

どうやってつくったか

Kinesis -> Lambda -> DynaoDB

デバイスからデータを投げるのであればやり方は色々ある。
私が候補に挙げたのは AWS IoT と Kinesis Stream だ。

AWS IoT ではなくKinesis を選択した。
理由はKinesis の方が安く、デバイスのシャドウとか使う要件がなかったので、IoTだと高機能すぎたから。

Kinesis へのデータ登録は Cognito を使用した方が本当はいい。
今回はクローズドデバイスだったので、 AWS SDK で Kinesis 直通にした。

  1. IAMロールをつくる
    Lamda が Kinesis にアクセスするために、 AWSLambdaKinesisExecutionRole のポリシーをアタッチしたIAMロールを作成する。
  2. データ登録用の Kinesis Stream をつくる
  3. DynamoDB をつくる
  4. Lambda をつくる
    1で作ったロールを割り当てる
    DynamoDB への処理行うファンクションを作成
  5. Kinesis と Lambda を連携する

Kinesis が大量のデータを一次請けしてくれるので、同時接続は安心して任せることができる。
Kinesis に溜まったデータを Lambda でコツコツと取得して DynamoDBへ放り込む。

Kinesis にデータが溜まり過ぎ、 Lambada に一気にデータが流れ込むと、 DynamoDB の書き込みキャパシティを食ってしまうので注意。
Lambda でデータ処理が追いつかない時などに発生する(エラーとかでずっとリトライするとか)

API Gateway <-> Lambda <-> DynamoDB

Lambda で関数作って API Gateway に登録するだけでAPIができてしまう。
しかも、APIのレスポンスやリクエストも事細かに設定ができるので、Lambda は取得の関数だけに集中できる。これは楽だなと思った。

  1. Lambda でDBからデータ取得する関数作成
  2. API Gateway でアクセスポイントを作成
  3. API Gateway から Lambda 関数を呼び出すように設定

API Gateway はかなりクセがある。
正直未だに全貌がわかっておらず、何がどこまでできるのわからない。
REST API を作る程度であれば瞬殺でいける。

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つくってみて

一度やり方がわかれば爆速で開発ができそうだ。
何よりインフラのことを気にしないで、開発に集中できるのが素晴らしい。

実際に稼働させてみても大きな問題も発生せず安定おり、何かあっても即座にリソースコントロールできるのも安心だ。
ぜひみんなも使ってみてほしい。

Tips

以下、実装時に書いたQiitaの記事。

qiita.com

qiita.com

qiita.com

qiita.com

qiita.com

Tips for Kinesis Stream

  • シャードという単位で同時書き込み数が決まる
  • 1シャードと 1000req/sec で書き込みが可能
    書き込みする容量にもよるので注意
  • 最大25000req/secまで耐えれる
  • 書き込んだデータは24時間 Kinesis に保存される
    別途申請することで24時間以上も可能

Tips for Lambda

  • とにかく関数を登録すると動作する
  • バージョニング機能がある
  • バージョニングをエイリアスと紐付けれる
  • メモリ、CPUを変更できる

Tips for DynamoDB

  • 書き込みキャパシティ、読み込みキャパシティユニットは同時書き込み、読み込みと解釈する
  • Cloud watch 上は分間表示なのでキャパシティ計算の際は注意
  • 登録データの自動パージ機能はない、今後できるようになることを切実に願う

Tips for API Gateway

  • リクエスト、レスポンスなど柔軟にカスタマイズ可能
  • ステージを分けてデプロイが可能で、ステージごとに紐づくLambdaのエイリアスを設定できる
  • CORSを有効にするには設定が必要