REALFORCE 87UB のUSキーボード設定
最近PCの入れ替えで再設定が必要になったので、 Windows での REALFORCE 87UB の設定についてまとめておく。
尚、 Mac での設定の場合は JunichiItoさんの記事 を参考になる。
Windows 7 の場合
REALFORCE 87UB を普通に差し込むと、JIS配列になる。残念すぎる。
なぜJIS配列になるかは MicroSoftのサポート をみていただければと。
というわけで、これをUSキーボードとして動作するように設定する。
レジストリを変更する
ここからは自己責任でね!
レジストリを変更すると 元々使用していたJIS配列のキーボードもUSと認識されてしまう ので注意。
両方のキーボードを使う場合は、後述の複数を共存させたい場合の設定がおすすめ。
- [スタートメニュー]から「regedit」と入力
レジストリエディタを開く - [HKEY_LOCAL_MACHINE] > [SYSTEM] > [CurrentControlSet] > [services] > [i8042prt] > [Prameters] までたどる
- [Prameters]を右クリックし、エクスポートする
何かあった際に復旧できるようにバックアップをとるので、エクスポートする reg ファイル自体は任意の場所へ保存。 - [Prameters]内の後述の要素を変更する
- 再起動する
- 完了!
[Parameters]の変更要素
要素名 | 変更前 | 変更後 | 備考 |
---|---|---|---|
LayerDriver JPN | kbd106.dll | kbd101.dll | |
OverrideKeyboardIdentifier | PCAT_106KEY | PCAT_101KEY | |
OverrideKeyboardSubtype | 2 | 0 | 16進数のまま |
英字キーボードと日本語キーボードを複数を共存させたい場合
ノートパソコンや、USキーボードとJISキーボードを共存させたい場合は、レジストリを変更する方法だと全キーボードがUSになってしまうのでだめ。
WINDOWS7でのキーボードレイアウトの指定 という記事に沿って設定すれば、共存が可能になるようだ。
ちなみに、前述のレジストリ変更の方法もより詳しく載っているので、一度目を通しておくといいかも。
Windows 8, 10 の場合
同様に普通に差し込むと日本語配列になるのだろう。たぶん。
Windows 8におけるUSキーボードへの設定方法について に対応方法が載っているが、私は試していないので参考まで。
Altキーで[英数][かな]を発動させる
MacのJIS配列の日本語変換は個人的に非常に便利。
それと同じような動作をAltキーでできないかなーと、 AutoHotkey をいじくっていたら見つけてしまった。ドンピシャな記事を!
karakaramさん、ありがとうございます。
蛇足:REALFORCE 87UB の使い心地は?
購入を検討している方もいるかと思うので、使った感想としてはざっと以下のとおり。
- 良い点
- タイプ音がとても静か
サクサクといったような音がなんともいい音。 - タイプしていて気持ちいい
プチプチを潰しているような気持ちい感覚がある。 - 静電容量方式のため、軽く押しこむだけで反応する
もはや軽く触れるだけといってもいいくらい。指に全然力はいらない。 - 小指はキーが軽く、親指は重くできている
これが意外にいいなと使っていて思う。疲れない。 - 英字キーボードなので記号系の入力が楽
- テンキーレスでキーボードの横幅が少ない
NumLock でテンキーの動作も可能なので、数字を入力しまくる人以外はテンキーはいらないと思っている。 - どっしりとした重量があり、キーボードがずれない
- タイプ音がとても静か
- 悪い点
- 昇華印刷が見づらい
ブラインドタッチができていれば別にどうでもいい問題かもだが、はっきり言って見づらい。 - キートップが取り外しづらい
工具は同梱されているが、キートップを外そうとしてけっこう傷がついたりした。 - エンターキーが小さい
これは慣れれば全く問題ないが、最初は小さいと感じた。 - Mac の場合キー配列をカスタマイズしないとおかしくなる
まあ、、 Windows のキーボードだししかたない。
- 昇華印刷が見づらい
総評としては、値段はするが買って損はしないキーボードだと思う。
侍にとっての名刀のように、エンジニアにとっての名刀だと思っている。
東プレ キーボード REALFORCE87UB テンキーレス英語配列 USB 有線接続 静電容量無接点方式 DIPスイッチ機能付 昇華印刷墨モデル 変荷重 ブラック SE17T0
- 出版社/メーカー: 東プレ
- 発売日: 2013/07/10
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログを見る