技術選考というテーマはなかなか見ないイベントだったので参加してきました。
公開NGの情報もあるということで、書けそうなことだけ書いていきます。
こんなイベント
メインはバンナムさんとクックパッドさんとのトークセッションです。
- オープニングセッション
- エンジニアの選考にスキルチェックが求められる背景
- トークセッション
- スキルチェックを活用したエンジニア採用選考手法の紹介
- スキルチェック導入による採用効果の変化とは
- スキルの見極め方について
- 導入/運用体制
- 質疑応答
トークセッション
スキルチェックをやった背景
- バンナム
- 過去は紙でスキルチェックしていたが、去年からツールを導入した
- クックパッド
- スキルチェックをずっとやっていて、書類選考はコード。履歴書、職歴はよりもまずはコード
どんなエンジニアを採用しているか
- バンナム
- プログラムが好きな人を入れている
- クックパッド
- 技術が高い人間を雇っている
- 社内に教育制度はない、教育制度が必要な勉強できない人は採用しない
ここで会場アンケート。エンジニア選考でスキルとパーソナリティどちらを重視するかという質問。会場はスキル重視が6割くらいでした。
クックパッドの選考フローでは、コーディング課題提出までが自動化されていました。自分達で課題提出アプリを作成しており、提出された課題を面接でディスカッションするという流れです。
ソースコードから何を見極めるか
コーディング課題提出後にどう見極めるかのお話です。
- 本人がどう答えに達したか
- 言語、OSなどそれぞれの文化のコードが書けているか
- 設計部分まで含めて書けているか
- どう仕様を解釈して拡張性をもっているか
スキルチェックを始めるには
どのレベルのエンジニアを求めるのか?というのを決める必要がある。
その上で、コーディング試験を導入するべき。
会場からの質疑応答
- 受けてほしいようなエンジニアに受けてもらうにはどうするか?
- 地道に活動するしかない、技術ブログで発信したり、イベントで登壇したりひたすら地道にやっていくしかない
- 面接の通過率はどれくらい
- 一度、エンジニアレベルを落とすとエンジニアレベルを上げることができない。意地でもエンジニアレベルは下げないようにしている。コストをかけて本当に優秀な人だけを取ろうとしている
- 他の企業にとられるということはないのか
- スピード感を上げても、採用するべきではない人が入社してしまうということはないようにしている
- 採用人数の目標はどうしているか
- 採用人数を達成することが目的ではなく、その先に何をするというのを見なければならない
- 採用人数に達しなくても無理に採用することは絶対にしない
- エンジニアが企業のどんなところを見ていると思うこと
- その会社が技術的に正しいことをやっているか
思ったこと
印象的だったのが、採用に対してどんなに苦しくても一切の妥協はせずに、いいエンジニアを採用するために地道に活動をやる続けるということが大事だと改めて感じました。
採用人数を達成することが目的ではなく、その先に何をしたいのかが本質
— dai@Showcase Gig (@dskst9) 2018年6月26日
どこがゴールなのか?今のつらい状況を変えることではないはず、数年後どんなエンジニア組織になっていたいのかと再考させられます。
エンジニアは採用にガンガン関わるべきだと思う
— dai@Showcase Gig (@dskst9) 2018年6月26日
採用するためには組織としてのValueが必要なので、エンジニアが関わることでたくさんのいい効果を実感しています。自社が技術的にどういう立ち位置にいるか、何が魅力的なのかを客観的に見ることで新しい気付きもたくさんあります。
自社でもコーディング試験のあり方や、エンジニア採用計画についてもっと深掘りせねばと感じた一日でした。