『Yahoo! JAPAN Tech Conference 2018』に参加してきました。
子供が生まれてからしばらく活動していなかったが、久しぶりのお外の世界。
残念ながら基調講演は間に合わなかったので午後からの参加です。
データセンターネットワークの取り組みと大規模サーバインフラの戦略
アプリケーションエンジニアが主の私には難しい話が多かったですが、物理サーバの大切さや難しさが身にしました。
Y!のインフラは CDN, Backborn, など全て見ているようですね。 ざっと、
サーバ:80,000 VM:100,000 etc
すごい量。東日本と西日本でリージョンが別れているようです。(ワシントンの Actapi,Inc. にもサーバあるらしい)
体外接続は常時 500Gbps をさばいているようです。
さらに内部も含めるとトラフィックはI 10Tbps らしい、すごい。
サーバ導入後にサーバの故障率や価格など常に分析をしてようです。 ふと、うちのオンプレは分析してないなー。。クラウドだと分析も楽ちんなんですがね。
Yahoo!トップとかのトラフィックをさばいているこのサーバ郡。それを管理しているY!のみなさま、改めてすごいです。
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Yahoo! JAPANを支える開発基盤 PaaS
Cloud Foundry, Concourse を使っているようです。
10倍サービス開発・付加価値の高い開発に集中するために導入を開始しましたとのこと。 2017年から実際に稼働しており、今後6クラスタで 30,000/req をさばけるような規模になっていくようです。
Complexity and Autonomy
アジャイルマニュフェストの通り、価値あるものを提供を進めるには自動化が不可欠という入りから。
計画すれば自動化はできるのでしょうか?
簡単なレシピ、複雑なレシピはまるで子育てのようなもの。自動化はできるのでようか?
うーむ、たしかにシステムと人が絡むと複雑ですよね。
単純にCIツールなどを突っ込んでもうまくできなく、システムから人、組織まで変わっていく必要がありますと。
人としてのスキルコミュニケーションや、学んで振り返りもすることが大事です。
スピード感は早すぎも遅すぎもどちらもよくない。最先端でもなく、枯れたものでもなくその中間で物事は実現していく。
半自立的なチームで実験的なマインドをもって技術を試していくという環境が大事になっていく。
すごいいい話だった!
強がって翻訳レシ―バーを使わなかったのは失敗だったかも。
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ビジュアルデザイナーのスキル向上させる仕組み作り
私はデザイナーではないですが、知り合いが登壇するのでみてきました!
エンジニアのスキル向上という視点でも参考になりそうです。
- デザイナー育成施策
- 成長の課題
- 競争しあって学ぶ
育成施策
Y!の教育制度っていろいろあるんですね。
- 実務指導
- 新卒OJT
- 社内研修
- 師匠制度
- メンター制度
- 教育
- 各種社内口座
- VDもくもく勉強会
- 黒帯デザインLT会
- 外部講師による講座
- 社内口座
- 自己啓発
- 自己学習
- クリエイター活動:執筆や感ファレンス参加などをサポート
成長課題
学んでどうスキルアップしているのか測れない、教育プログラムで学んだことを活かす仕事がないなどの声が上がってきたようです。
インハウスサービスデザイナーだからなのか?
運用的に同じ案件を繰り返したり、など
競争しあって学ぶ
ショッピングカンパニーのデザインコンペ D-1グランプリ
というカンパニー内のコンペがあるようです。
一人一案をだしてコンペを行って、匿名投票をおこなうという緊張感によって、生き生きとした競争環境が生まれたようです。
さらに、ショッピカンパニーを飛び出してY!全社でD-1グランプリをやるんですね。
なんと、全開の優勝は新卒2年目らしいです!完全実力勝負の熱いバトルですね。
いやー、すごいですね、見事にデザイナーの文化が造っている感じ。
発足のところを深く聞きたいなと思いました。
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ヤフーのNode.js
Node.js 使ったことあるって言う人は会場の大多数でした。
Node.js の特徴
- Non Blogking I/O :リクエストを並行してさばける
- イベントループ :イベントを関していイベント都度で処理を呼び出す(イベントループ止まるとアプリケーション止まるのがデメリット)
なんでNode.js を使っているのか
今までY!はPHPが多かったが、Node.jsを使うことで大量リクエストをさばけるのではないか。ということから導入が進んでいるようです。
CPUを激しく食うものは使わないようにしているようです。
(フロントエンドのツール、APIとかにつかっている)
わお、Y!の中で大小7万のリポジトリでNode.jsが使われているんですね。
パフォーマンスはPHPの3倍になったようです。
実際に開発してみてわかったこと
社内システムをモデルケースに新規開発のテストを行ったところ、
全くの初心者でもNode.jsの開発はスムーズに入れたようです。
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さいごに
資料は後日公開されるようなので、公開されたらブログにもアップしますね。
昨年もY!のイベントに参加したんですが、こうやって会社でカンファレンスを開けるくらいの技術力が集まるというのは憧れますね。
負けてられない!
追記
資料が公開されました!