こんにちは!この記事は Engineering Manager Advent Calendar 2021 の12日目の記事です。
マネジメント関して、その論理や知識などさまざまな情報が溢れており、体型的に学ぶことができます。 しかし、これらを自分のものにして、使いこなすのは容易ではないでしょう。
本エントリーでは、マネジメントの根っこに何があるのか明らかにし、論理や知識をどうすれば自分のものにできるか考察します。 (という、ポエムを書きます)
マネジメントの根っこ
マネジメントは、その根っこに何があるのでしょうか。
マネジメントの対象であるプロダクトマネジメントやピープルマネジメントなどは、ソフトウェアにおけるユーザーインターフェースに近しいものです。 そこから1つレイヤーを降りると、マネジメントの論理や知識というスキルがあるでしょう。
さらに、その内側には何があるのでしょうか。
筆者は、マネジメントにおける根っこには、ポリシーがあると考えます。 ポリシーとは、自らの主義であり私たちはそれぞれのポリシーに従って行動しています。
そして、ポリシーからマネジメントスタイルが構成されています。 マネジメントスタイルは、マネジメントのアプローチのことであり、いくつものスタイルが存在します。 民主型や放任型など、その1つひとつが適したシーンも異なりますが、すべては中心にあるポリシーに従って行動をしています。
マネジメントの中にあるプリミティブなもの
マネジメントにおいて大事なものは、ポリシーやスタイルという根っこにあるものです。 それらを、何かに依存させてしまうと、マネジメントスタイルやポリシーがブレてしまうでしょう。
世の中にあるマネジメント論理や知識を、そのまま自分のものとしようとしても、うまくいかないのもそのためです。 それは、誰かのポリシーやマネジメントスタイルから生まれたものであり、自分のポリシーに従っていないこともあります。
体型的に得た知識をただ使うのは、表層だけのロジックになりかねません。 マネジメントの中にあるプリミティブなものが何なのかを、理解することが重要ではないでしょうか。
ポリシーをアップデートする
論理や知識は、先人たちの研究結果から導き出されたもので、それらを学ぶことは非常に有用です。 一方で、それだけに頼ってマネジメントすることは困難です。
自分の中のポリシーを見つけ、マネジメントスタイルを確立することで、論理や知識を自分のものできたと言えるのではないでしょうか。 これにより、自分だけのマネジメントができるようになります。
ポリシーは経験から作られていきます。 さまざまな難問と困難を乗り越えることで、複雑なポリシーが形成されて、示唆に富んだマネジメントができるようになるのでしょう。