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エンジニアリングとマネジメント

『Azure PaaS サービスを使ったクラウド ネイティブ ソリューションのビジョンと顧客活用例』に参加してきた

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最近 Azure にお世話になる機会が増えたので参加してきたぞ!

connpass.com

高速高機能 NoSQL Azure DocumentDB のビジョンと方向性

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個人的に Azure で一番気に入っているサービス。
使い方に癖があるが、使いこなせると非常に強力。
AWS でいう DynamoDB のような感じ。

  • スループットを柔軟に変更、オンサイトで
  • Scale からスループットをすぐに上げることが可能
  • MongoDB wire protocol でアクセスすることも可能
  • SLA
    • write/15msec
    • read/10msec

特徴

  • 多様性
    • マルチモデルDB
    • スキーマフリー
    • 多様なAPI
  • Volume
    • リミットなし
    • スループット保証
    • Lowest TCO
  • Velocity
    • Globally Distriuted
    • Low Lateny
    • Preditable Perfomance
    • Defined onsistency

Azure App Service と Azure Functions の最新事例とロードマップ

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Azure Functions is イベント駆動でのサーバレスアーキテクチャ。
AWS でいう Lambda のような感じ。

Docker on Linux になっているので、、そのままサーバレスの恩恵を受けれて移行も楽。
Visual Studio から Azureontainer Registry を作れて、そこから別のソリューション(Pivotal 等のOSSコンテナサービスに適用も可能)

Azure PaaS を使ったレガシー Web システムのモダナイゼーション

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富士フイルムソフトウェア株式会社 イメージワークスでの事例

苦労した点

  • Waterfall から Agile へ
    • PaaSにウォーターフォールは向いていない(初めてのPaaSでとにかくやってみるというのはきつい
  • RDBとDocumentDBの同期
    • なんどもなんどもアーキテクチャを変えてトライをした
  • RDBとDocumentDBのマッピング
  • Azure Search と DocumentDB の同期
    • 情報がなくて色々トライ
    • Indexer:うまくいかない
    • API:遅いとか?
    • WebJob:これでうまくいった
  • スケールできる構成
    • プラン上げる?台数増やす?どっちがお得か、やってみないとわからない

DocumentDB と App Service に見る新世代のクラウド ネイティブ ソリューション

youtu.be

スライドだけ確認したい方はこちら https://www.slideshare.net/hiromasaoka/documentdbapp-service

  • NoOps を目指していきたい
  • Cold pool or Hot pool
    Cold pool:セルフプロビジョニングできるリソースプール。自由度は高いけど時間がかかる。
    Hot pool:App serviceの仕組みそのもの。pre provisioned and ready to host. pool of ready-to-go.
  • App Servie では Blobが落ちるとAppserviceが止まる

DocumentDB

  • 性能と一貫性のトレードオフ限界を追求したNoSQL
  • 一貫性制御レベルを4段階で指定可能
    • 完全(同期)から結果整合
  • SSDネイティブに設計されたラッチフリーのDBエンジン
  • GEOレプリケーションは裏でレプリケーションしている
    • RUを上げると、裏でスケールアウトしている
    • リージョン内であれば秒単位でスケールアウト、リージョン外であれば数分
  • RDBの場合は Connection Pool の扱いに困る
    • DocumentDB など Stateless の connetion pool だと問題にならなくていい
  • 鉄板構成
    • 1コレクション10GB、1コレクション内の検索はオンメモリ
    • 複数コレクションまたがると各ノードで検索して、結果をマスタをマージして返すのでオーバーヘッドが多い
    • 全文検索は苦手なので Azure Search に任せる
  • GEO跨ぎをすると
    • GEO同期は緩めにして、各リージョンでSearchを置く
  • RUはTTSの抽象数字

まとめ

Azure の DocumentDB には未来を感じる。 Azure 自体の情報が増えて、事例も増えればと思うが、それはかなり先になるのかな。

Azure を広めようとMSがいろんなサポートをしてくれており、下記のような無料セミナー動画も公開されていたよ。 オンデマンド版セミナー | TechNet